物質と電子化
趣味で音楽をやっている。
先般、そのバンドでレコーディングを行った。
自主制作のミニアルバムを作っている。
ジャケットや盤面デザインの校正が届いた。
校正とはいえ、実際に手にすると感慨深い。
モノとして目にし、触れることができるというのは、特に作り手にとっては嬉しい事なのだろう。
本も音楽も電子配信、ダウンロードが占める割合が増えている昨今。
受け手としては従来の紙の本や、手元に残せるレコード、CDと、便利な電子版、気分や用途によって選びたい。
手にすることのできるモノとしての価値。
記憶や情感のトリガー。
お土産の変な置物の意味。
竜宮城の手土産。
日々、手を、記憶をすり抜けていく数々。
残るものは。